こんばんは、ふくろう主です。
築地市場の移転に伴い、吉野家一号店が
閉店になった事が話題になっていましたね。
築地と言えば水産物のイメージが強かったので
え? あんなところに一号店があったの!? と
ちょっと驚いてしまいました。
今回は色んな全国チェーン店は何処から始まったのか調べてみました。
ま、話のネタにでもなれば・・
吉野家
上記にもある通り、築地に一号店があったのですが
実はその前身となる個人商店吉野家がなんと、1899年に創業していたそうです。
当初は東京都中央区日本橋の魚市場に店を構えていましたが
関東大震災で市場を築地に移転。店も同様に移転しています。
なんと1952年当時に、24時間営業を行っていたとか。
この時代にそんな労働体系があったとは、これも驚きです。
現在の株式会社吉野家は、1958年12月7日に設立。
この当時1号店はわずか15席で営業。
大量の客を捌くために、牛丼以外のメニューは全て排除。
その牛丼も牛肉と玉ねぎオンリーのシンプルなものにしたとか。
それ以前はタケノコや焼き豆腐なども入っていたそうで
それもちょっと食べてみたい気がしますね。
これがチェーン店吉野家1号店誕生の瞬間といえるでしょう。
マクドナルド
マクドナルドの1号店はもちろんアメリカなんですが
今回は日本国内での話。
実はマクドナルド1号店、なんと銀座にあったんです。
それも、高級デパートの代名詞ともいえる銀座三越の店内に。
1971年7月のオープン当時、銀座は流行の最先端。
ここで話題になれば必ず成功する、との出店でしたが
見事な成功だと言えるでしょう。
しかし一号店のオープンには、厳しい条件をつけられたそうです。
三越の営業の邪魔にならないよう、火曜日朝に開店できるなら、と。
これは日曜日の閉店時刻から、月曜の定休日を経て火曜日の開店時間までに
店舗に関する全ての工事を終わらせなければならないという事で
作業可能な時間は実質40時間。
何度も綿密なシミュレーションを繰り返して
苦労の末にようやく1号店がオープンしたそうです。
サイゼリヤ
近年のファミリーレストランではもっとも勢いがあると思われるサイゼリヤ。
低価格ながら味は本格イタリアンと、現代のニーズを確実に捉えています。
そんなサイゼリヤですが、実は結構歴史が古い。
現在の会長である正垣泰彦氏は
千葉県市川市八幡にある洋食店サイゼリヤで勤務。
経営者から腕を認められて店舗を譲り受ける事になるのですが
その時、なんと大学4年生。1968年の出来事だったとか。
火事での休業をきっかけに、それまで洋食店だったサイゼリヤを
イタリア料理専門店へと変えたものの、客足は途絶えたそうです。
そこで、全ての料理を7割引で提供し、サイゼリヤは大繁盛したとか。
現在の低価格路線はそこからスタートしているんですね。
なお、この店舗は「サイゼリヤ1号店教育記念館」として
保存されているのですが、普段は外部公開されていないそうです。
すき家
牛丼チェーン、すき家の発祥は横浜。
母体となる株式会社ゼンショーの設立は1982年の6月と歴史は比較的浅め。
当初は横浜市鶴見区の生麦にランチボックスという弁当屋を開業していたが
経営がうまくいかずに、牛丼屋へ転身したのがすき家の始まり。
ちなみに創業者の小川氏は吉野家の出身だそうです。
すき家1号店は、1982年11月に開店。ただ現在は閉店しているとのこと。
前述のランチボックスも閉店しているが店舗自体は
国道15号沿いの大黒町交差点に現在も残っているそうです。
と、いう訳で少ないですが
色々なチェーン店の歴史を見ていたら
ずいぶん時間が経過してしまいましたので、本日はこの辺で。
会社の沿革など見るのも意外と面白いものでした。
気が向いたら追加するなりしていこうかと思います。