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ちゃお、りぼん、花とゆめ、LaLaなど、ここ5年間の少女向けコミック雑誌発行数推移

こんばんは、ふくろう主です。

 

出版不況は雑誌の売上に現れる・・という事で昨日

男性向けコミック誌のここ5年の売上推移を見ていきました。

www.owlowl72.com

 

今日は少女、女性向けのコミック誌を見て行きたいと思います。

 

 

 

ちなみに昨日も書いてますが、10年前の状況を調べているのがこちらです。

www.owlowl72.com

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データはこちら、日本雑誌協会のHPから引用させて頂いています。

www.j-magazine.or.jp

 

まずはこちらが2014年7月~9月(三ヶ月平均)の発行部数。

 

2014年7月~9月 発行部数 減少数
なかよし 133334 -30000
別冊フレンド 71480 0
ザ・マーガレット 88000 -7000
別冊マーガレット 215000 -10000
マーガレット 53667 -5333
りぼん 203334 3334
Sho-Comi 129334 -20666
Cheese! 67000 -8000
ちゃお 536667 -10000
ベツコミ 60000 -10667
花とゆめ 141167 -14000
別冊花とゆめ 39734 -2333
LaLa 133934 -9000
LaLa DX 53900 -2100
Kiss 83140 -860
デザート 50300 -3534
BE・LOVE 113000 -6334
office YOU 74667 -5333
Cookie 65000 -5000
YOU 90000 -12000
プチコミック 88667 -4333
フラワーズ 33000 0
FEEL YOUNG 22000 -2134
MELODY 44700 -2300
ARIA 19000 5333
Cocohana 78000 0

 

少女、女性向けコミック雑誌は男性向けと比べると

減少数は比較的緩やかだが、もともとの発行部数も少ないので

当然とも言えるでしょう。

前年からプラスになっているのはりぼん、とARIA。

りぼんの方は割合で見ると誤差程度だが、ARIAの伸びがかなり大きい。

この年のARIA誌上では進撃の巨人のスピンオフが

連載開始してかなり盛り上がっていた記憶があります。

当時話題としては凄かったのですが

それでも一本の漫画で雑誌の部数を押し上げるのは

至難の業だという事がわかる数字です。 

 

 

 

2015年7月~9月 発行部数 減少数
なかよし 129167 -4167
別冊フレンド 70500 -980
ザ・マーガレット 73000 -15000
別冊マーガレット 205000 -10000
マーガレット 49000 -4667
りぼん 186667 -16667
Sho-Comi 112000 -17334
Cheese! 59334 -7666
ちゃお 493334 -43333
ベツコミ 54334 -5666
花とゆめ 135000 -6167
別冊花とゆめ 39500 -234
LaLa 129100 -4834
LaLa DX 47000 -6900
Kiss 81400 -1740
デザート 47600 -2700
BE・LOVE 106000 -7000
office YOU 66000 -8667
Cookie 54000 -11000
YOU 83000 -7000
プチコミック 86334 -2333
フラワーズ 33000 0
FEEL YOUNG 19134 -2866
MELODY 41500 -3200
ARIA 14117 -4883
Cocohana 73000 -5000

 

こちら2015年7月~9月(三ヶ月平均)の発行部数。

やはり、減少数は男性コミックに比べマイルドに見えます。

ただそれでも物によっては1年で10%~20%程度減少しています。

最強の幼年誌、ちゃおもこの年は10%近い減少ですね。

 

2016年7月~9月 発行部数 減少数
なかよし 103333 -25834
別冊フレンド 70500 0
ザ・マーガレット 55000 -18000
別冊マーガレット 186667 -18333
マーガレット 46500 -2500
りぼん 183333 -3334
Sho-Comi 102167 -9833
Cheese! 57333 -2001
ちゃお 480000 -13334
ベツコミ 41000 -13334
花とゆめ 128583 -6417
別冊花とゆめ 37833 -1667
LaLa 125500 -3600
LaLa DX 50000 3000
Kiss 77417 -3983
デザート 47400 -200
BE・LOVE 98650 -7350
office YOU 63000 -3000
Cookie 48000 -6000
YOU 84667 1667
プチコミック 84333 -2001
フラワーズ 33000 0
FEEL YOUNG 16933 -2201
MELODY 39200 -2300
ARIA 12050 -2067
Cocohana 64333 -8667

 

こちら2016年7月~9月(三ヶ月平均)の発行部数。

この年も数だけは比較的マイルドに見えますが

やはり10%~20%の減少があります。

ここでも男性向けコミックと同じく

年齢層が高めのコミック雑誌は比較的減少が少ないです。

 

2017年7月~9月 発行部数 減少数
なかよし 94833 -8500
別冊フレンド 70500 0
ザ・マーガレット 46000 -9000
別冊マーガレット 158333 -28334
マーガレット 42000 -4500
りぼん 166667 -16666
Sho-Comi 100167 -2000
Cheese! 49333 -8000
ちゃお 446667 -33333
ベツコミ 36667 -4333
花とゆめ 121967 -6616
別冊花とゆめ 34000 -3833
LaLa 117667 -7833
LaLa DX 47000 -3000
Kiss 74870 -2547
デザート 47267 -133
BE・LOVE 90530 -8120
office YOU 60000 -3000
Cookie 43000 -5000
YOU 75333 -9334
プチコミック 80333 -4000
フラワーズ 34000 1000
FEEL YOUNG 13500 -3433
MELODY 37000 -2200
ARIA 10200 -1850
Cocohana 58333 -6000

 

こちら2017年7月~9月(三ヶ月平均)の発行部数。

こうして下落を見ていると別冊フレンド、フラワーズなどは

この年までほとんど部数を落としていません。

 

2018年7月~9月 発行部数 減少数 5年減少数 割合
なかよし 85830 -9003 -77504 52.55%
別冊フレンド 62333 -8167 -9147 87.20%
ザ・マーガレット 36000 -10000 -59000 37.89%
別冊マーガレット 130000 -28333 -95000 57.78%
マーガレット 38000 -4000 -21000 64.41%
りぼん 143333 -23334 -56667 71.67%
Sho-Comi 86667 -13500 -63333 57.78%
Cheese! 38000 -11333 -37000 50.67%
ちゃお 386667 -60000 -160000 70.73%
ベツコミ 27333 -9334 -43334 38.68%
花とゆめ 113417 -8550 -41750 73.09%
別冊花とゆめ 休刊 休刊 休刊 休刊
LaLa 105167 -12500 -37767 73.58%
LaLa DX 41000 -6000 -15000 73.21%
Kiss 63803 -11067 -20197 75.96%
デザート 42333 -4934 -11501 78.64%
BE・LOVE 78082 -12448 -41252 65.43%
office YOU 52333 -7667 -27667 65.42%
Cookie 33500 -9500 -36500 47.86%
YOU 休刊 休刊 休刊 休刊
プチコミック 70000 -10333 -23000 75.27%
フラワーズ 33000 -1000 0 100.00%
FEEL YOUNG 10600 -2900 -13534 43.92%
MELODY 39500 2500 -7500 84.04%
ARIA 休刊 休刊 休刊 休刊
Cocohana 55000 -3333 -23000 70.51%


こちら2018年7月~9月(三ヶ月平均)の発行部数。

実は今年は、比較的メジャーな出版社の

女性向けコミック誌が3誌も休刊になっています。

別冊花とゆめ、YOU、ARIAですが

ARIAは昨年の段階で10000部ギリギリでしたので

おそらく休刊時の発行部数は10000未満だったでしょう。

別冊花とゆめは推定で30000部程度か?

YOUはまだ7万部程度発行部数があったと思われますがこれも休刊。

ただし、YOUの連載作品は同社の

Cocohana、Cookie、ザ・マーガレット等に

分散して連載を続けているものが多く

もしかすると他誌の売上の底上げなどを狙った

女性向けコミック誌再編成の狙いがあったかも知れません。

こうして見ると30000部程度が雑誌存続のデッドラインなのかも。

 

全体的に見ると、5年前と比べて発行部数は

30%~40%程度目減りしていて

中には半分以下になっているものもあります。

そんな中、フラワーズだけは5年前の発行部数を維持しています。

さりとて、これも売れている雑誌かと問われると・・・なのですが。

 


なおこの数字はあくまで発行部数であり、販売部数とは異なります。

一般に雑誌の返品率は40~50%ぐらいと言われていますが

メジャーなコミック雑誌に関してはもう少し低いかも知れません。

が、女性向けのコミック誌は返品も結構多かった印象です。

販売数はざっと発行部数の6割~7割ぐらいではないかと思います。

 

やはりここでも、紙の雑誌は役割を終えつつあるのでは

と感じずにはいられません。

 

 

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