いきなり無職!

株の損失725万円を取り返そうと奮闘する無計画セミリタイア無職人間の日常

常識を他人に教える事は難しい

こんばんは、ふくろう主です。

 

先日ちょっと気になるニュースを見ました。

headlines.yahoo.co.jp

 

簡単に要約すると、千葉県で来日したばかりの外国人技能実習生が

遮断機の下りている踏切内に居座り、電車が緊急停止したという話。

最初に聞いた時は、なんともハタ迷惑な話だな、ぐらいに思ってたんですが

別のニュースで現場の動画を見ますとどうも、様子がおかしい。

headlines.yahoo.co.jp

非常になんというか、ありえない場所で停止しており

警報の鳴っている踏み切りを渡ろうとしたところ

遮断機が下りてきたので線路内で止まってしまい

狭いスペースで電車をやり過ごそうとしていたら急に列車が止まったので

驚いて遮断機を潜って逃げてしまった、という印象を受けました。

 

実際どうもベトナムでは、踏み切りや遮断機というのはあまり無く

そういうものがある場所でも、遮断機の中で待つのは割と普通な事のようです。

ところ変われば品変わる、と言いますが

我々が常識と思っている事も、来たばかりの外国人の方にとっては

全く常識じゃなかったりするんですね。

 

これに対して、その国の常識を学んでから来るべき。

郷に入っては郷に従え、といった厳しい意見も見られました。

また今後外国人労働者を受け入れていくにあたって

そうした常識を充分学ばせる土壌が必要、との意見もありました。

 

言ってる事は非常に良くわかります。

そうした事が余計なトラブルを防ぎ

当の本人のためになるという事も確かでしょう。

 

しかし、常識を教える、という事は非常に難しい。

同じ日本人同士でも世代や住んでいる土地が違うだけで

常識は変わってきます。

 

主も関西から東北へ移り住んだ時、けっこういい年でしたが

東北では冬場電車のドアを自分でボタン押して

開けなきゃいけないとか知りませんでしたし・・

古い話ですが、主の職場で使用していたポイントカードの注意書きに

「テレホンカードの購入には使用できません」みたいな事が

書かれてあったのを見て若い子たちが

テレホンカードって何? 何? つって存在そのものを知らなかったり・・

出かける時は家に鍵をかけましょう、っていう常識がない土地も

日本にはまだありますし・・。

同じ日本人同士ですら常識の行き違いは起きてしまいます。

 

特に難しいのは、あまりに当たり前の常識というものは

下手にこっちが常識と思い込んでいるだけに

逆に教える必要がないと思ってしまうんですよね。

どこまでが教えるべき常識なのかの判別は大変難しいと思います。

 

このベトナムの方は、特に悪意があってやった事ではないように思えます。

とくにこの行為をやるメリットもないですしね。

しかし、これを無罪放免という形にしてしまうと

知らなかったら何をしても良い、という事になっていきかねません。

それを利用して無知を装う人間も出てくるでしょうし。

 

今後外国人労働者の受け入れが拡大していくと

同様の想像もしなかったような事件が起きるのではないかと

ちょっと心配になりますね。

 

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