こんばんは、ふくろう主です。
本日あのノーベル文学賞の発表前には
必ず株価が上がる現象でお馴染み文教堂が
債務超過に陥り上場廃止の危機に陥りました。
不採算店舗の閉店と既存店のリニューアルに際して
コストが増大した事が原因だとか。
2019年8月末までに債務超過を解消できなければ上場廃止です。
文教堂と言えば日本の書店でベスト10に
入るか入らないかぐらいの規模の書店で
業界ではまぁ、トップグループの一員と言っていいかと思います。
上場廃止になったからといって会社が潰れる訳ではありませんが
もう書店業界は構造的限界が近づいてきているな、と感じる事件ですね。
厳しい事を言うようですが、基本的にはもう書店業界は衰退の一途で
この流れは止められないものだと思います。
淘汰が進めば需要が集中するので
他所が倒れるまで耐えられる体力のある書店は
生き永らえると思います。
本屋という存在が完全に消え去る事はないと思いますが
その数は極限まで絞られるでしょう。
出版社自体は電子出版があるので
書店よりは生き残る可能性が高いと思います。
しかし現状、書店は電子書籍関連の儲けには全く噛めない状態です。
(余談ですが、電子書籍の出始めの頃は
専用端末を書店で販売したり、プリペイドカードみたいなものを
店頭で販売しようとしたりといった試みが僅かながらありました。
どれも全くうまくいきませんでしたが)
今の流れの中で書店が積極的に生きていくには
本以外のモノを売るしかない
という本末転倒とも言える状況になっています。
実際前年比を上回る売上をあげている書店は
文房具などで売上をカバーしていたりしますしね。
一般の方はあまりご存知ないかと思いますが
書店業界は書籍の軽減税率獲得の為ずっと戦ってたんですよね。
主も現役書店員の時は署名活動なんかに参加しました。
しかし結局これもうまく行かない公算が高いです。
一応まだ結論は出てないようですが
今の段階である程度の道筋も決まっていない現状では99%無理でしょう。
増税を機に閉店する店も多い事と思われます。
元書店員としては、寂しい限りですが・・
と、ずいぶん前置きが長くなってしまいました。
それでは、本日の相場を見ていきましょう。
- 日経平均22351.06円、前日比は+88.46円!
- 直近IPO成績
- S高は6銘柄、大引けまでは3銘柄。S安は1。
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