こんばんは、ふくろう主です。
テレビというものをほとんど見なくなって10年ぐらい。
テレビが完全にない生活をはじめて約2年ぐらいになりますが
年末年始は実家に本格的に帰省した事もあり
久し振りにものすごく長時間テレビを見ました。
最初にお断りしておきたいのですが
何も現代のテレビをディスったり、楽しくテレビを見ている方々に対して文句があったりという類の話ではありません。
実際久し振りに見たテレビ番組の中には、面白く時間を過ごせたものもありました。特に年末は、それなりに工夫がこらされている番組もけっこう多かったという印象です。なんかSASUKEとか言う名前だった思うのですが、視聴者参加型の体力の限界に挑戦するような番組とか、ああいうのは何にも知らないなりに見入ってしまいました。もちろん全てが面白かった訳ではないんですが。
しかし、年始の番組はどうも頂けない。年末がそれなりに楽しめた事もあって、相対的に年始の番組はホントにつまらないと感じてしまいました。
とりあえず、大量に芸人集めてネタでもさせとけ的な番組とか、とりあえず有名人の頭数だけ集めて何かどうでもいい事をわちゃわちゃやってるだけの程度の低い番組が多かった印象です。
まぁ、普段テレビを見ないので、出てくる人がどういう人か良くわかっていないというところも多少影響があるのかも知れませんし、主のような人間はターゲットに入ってないのかも知れませんが・・
そりゃまあ、NETFLIXの広告に「聞いて驚くな。実家は意外とやることないぞ」なんて言われちゃうわけだ、と思いました。
しかし、まぁ年末にそれなりに面白い番組を作れるんだから、年始がつまらないのにはきっと何か理由があるはず、と考えました。
そこで一つの仮説にたどり着きました。
結局のところ年始の番組のつまらなさは、日本人の多くが親戚と集まって過ごすようなライフスタイルに合わせたものなのではないか、と。
久し振りに会った親戚同士がテレビにしっかり見入っちゃって話もできなくなるような内容では製作者の方もまずいと考えているのではないか、という事です。そういえば親戚の集まりの後ろでは常にテレビがついているけど、誰も真剣に見てはいません。小さい子供はおじさんの話に興味がないので、テレビでも見てるかと思ったらやっぱりつまらないのでだいたいゲームとかしてますね。時々会話が途切れたら、テレビの画面みて「あ~〇〇さんが出とるで~」ぐらいの会話をかわして、また適当な会話が始まるような、軽い内容でいいんでしょうね。
それにまぁ、何かと用事があったり他の訪問者があったりして、じっくり画面に集中するような番組は不向きなんでしょう。普段全然見ないのに、やたら正月にみんな駅伝とか見るのは、10分や20分見て無くても大きな変化がない競技だからなんでしょう。
なのでおそらく製作者側もまぁ、誰もたいして真剣に見ないのでそこまで頑張る必要はないと思っているのではないでしょうか。
年始のCMもなんか放送する意味があるのかないのかわからないような、「あけましておめでとうございます。 〇〇株式会社より新年のお喜び申し上げます」みたいなのがやたらに多いのも、結局誰も真剣に見てないからなのかなぁ、と思います。
対して年末の番組は普段から一緒に過ごしている家族とテレビを見てのんびりする機会が多いため、まぁまぁ作り手にも気合が入るのかな、という事なのかも知れません。
それにしても、久し振りにテレビを見て感じましたが、続きはCMの後で! みたいな重要シーンを出し惜しみする手法、まだ大手を振ってやっているんですね。今、例えば動画なんかは、最初の5秒がつまらなければ見るのやるちゃうぐらいですから、出し惜しみ無しで、ガンガン面白いものを見せていかないとダメだと思うんですけどね。
作り手さんも、その辺はちょっと意識改革はした方がいいんではないかなぁ~、と普段テレビを見ない人は感じた次第です。