いきなり無職!

株の損失725万円を取り返そうと奮闘する無計画セミリタイア無職人間の日常

少年ジャンプ、少年マガジン、少年サンデーなど、ここ5年間のコミック雑誌発行数推移

こんばんは、ふくろう主です。

 

友人が勤めていた書店が閉店するとの話を聞きました。

やはり出版不況の波は深刻のようで、業界に関しての話では

全く景気の良い話は聞こえてきません。

 

特に昨今書店業界で特に問題になっているのは

高騰する運送費だったりします。

今までのとにかく何でも良いから大量に本を送り込んで

とりあえず書店の店先に出してもらうビジネスモデルも

別方向から崩壊しそうになってきています。

 

電子書籍の台頭などで、出版業界そのものにはまだ活路があると思いますが

紙の本を扱う書店はかなり厳しい状況になっています。

 

特に深刻になってきているのは雑誌の販売部数の減少・・

ある意味オールジャンルを揃えた雑誌全体の売上は

書店業全体の調子を現していると言えます。

 

実は以前もちょっと似たようなネタをやってますが 

もう一度コミック雑誌における発行部数の減少調査をしてみたいと思います。

前回は10年スパンとかなり間隔が大きかったので

今回は5年前から一年毎に見ていきたいと思います。

ちなみに前回はこちら↓

www.owlowl72.com

www.owlowl72.com  

データはこちら、日本雑誌協会のHPから引用させて頂いています。

www.j-magazine.or.jp

 

 

 

2014年7月~9月 発行部数 減少数
月刊少年マガジン 607934 -49400
週刊少年マガジン 1211750 -112459
ウルトラジャンプ 54334 -666
週刊少年ジャンプ 2665834 -113397
月刊コロコロコミック 960000 400000
サンデージェネックス 18667 -333
週刊少年サンデー 428417 -104250
少年サンデー超(スーパー) 18000 -6334
別冊コロコロコミックスペシャル 200000 80000
ジャンプスクエア 280000 -36667
ゲッサン 41667 -6333
コロコロイチバン! 128334 55667
別冊少年マガジン 116772  
アフタヌーン 84500 -500
イブニング 118834 167
モーニング 273750 -17300
ヤングマガジン 512917 -63583
週刊ヤングジャンプ 591667 -7500
ビッグコミック 325667 -40667
ビッグコミックオリジナル 589500 -43667
ビッグコミックスピリッツ 182584 -19263
ビッグコミックスペリオール 114667 -20333
ヤングアニマル 126334 -6166
グランドジャンプ 203334 -6666


まずは2014年7月~9月の三ヶ月平均のデータ。

当然2013年7月~9月の三ヶ月平均との比較データです。

 

この年、異常にコロコロコミック関係の発行部数が増えているが

これは間違いなく妖怪ウォッチの流行によるものでしょう。

妖怪ウォッチ自体は2013年の発売だが

本格的に火がついたのはアニメのスタートがあった2014年頃。

この頃は主も妖怪メダルが付録についた

コロコロ本誌やコミックスの商品確保に非常に苦労した記憶があります。

 

2015年7月~9月 発行部数 減少数
月刊少年マガジン 534767 -73167
週刊少年マガジン 1107840 -103910
ウルトラジャンプ 48667 -5667
週刊少年ジャンプ 2376667 -289167
月刊コロコロコミック 920000 -40000
サンデージェネックス 15500 -3167
週刊少年サンデー 369231 -59186
少年サンデー超(スーパー) 14000 -4000
別冊コロコロコミックスペシャル 180000 -20000
ジャンプスクエア 260000 -20000
ゲッサン 39667 -2000
コロコロイチバン! 83334 -45000
別冊少年マガジン 85000 -31772
アフタヌーン 74444 -10056
イブニング 114000 -4834
モーニング 250692 -23058
ヤングマガジン 430000 -82917
週刊ヤングジャンプ 564167 -27500
ビッグコミック 313667 -12000
ビッグコミックオリジナル 530000 -59500
ビッグコミックスピリッツ 171000 -11584
ビッグコミックスペリオール 112667 -2000
ヤングアニマル 117084 -9250
グランドジャンプ 193000 -10334

 

こちらは2015年7月~9月の三ヶ月平均のデータ。

この年はもうプラス推移の雑誌は一冊もない。

ジャンプなどは元の発行部数が多く減少数も目立つが

わずか1年で軒並み10%~30%程度の部数が減少している。

 

2016年7月~9月 発行部数 減少数
月刊少年マガジン 485267 -49500
週刊少年マガジン 995017 -112823
ウルトラジャンプ 43000 -5667
週刊少年ジャンプ 2151667 -225000
月刊コロコロコミック 790000 -130000
サンデージェネックス 11000 -4500
週刊少年サンデー 330000 -39231
少年サンデー超(スーパー) 19667 5667
別冊コロコロコミックスペシャル 115000 -65000
ジャンプスクエア 246667 -13333
ゲッサン 36000 -3667
コロコロイチバン! 63333 -20001
別冊少年マガジン 66667 -18333
アフタヌーン 69310 -5134
イブニング 103000 -11000
モーニング 219800 -30892
ヤングマガジン 407367 -22633
週刊ヤングジャンプ 550000 -14167
ビッグコミック 302333 -11334
ビッグコミックオリジナル 504333 -25667
ビッグコミックスピリッツ 150000 -21000
ビッグコミックスペリオール 108667 -4000
ヤングアニマル 103500 -13584
グランドジャンプ 181667 -11333

 

こちらは2016年7月~9月の三ヶ月平均のデータ。

唯一部数を伸ばしているのは少年サンデー超だが

2万部ではとても採算が取れるレベルではないのでは? という感じ。

 

2017年7月~9月 発行部数 減少数
月刊少年マガジン 408110 -77157
週刊少年マガジン 883804 -111213
ウルトラジャンプ 40000 -3000
週刊少年ジャンプ 1840833 -310834
月刊コロコロコミック 763333 -26667
サンデージェネックス 10000 -1000
週刊少年サンデー 311167 -18833
少年サンデー超(スーパー) 14000 -5667
別冊コロコロコミックスペシャル 90000 -25000
ジャンプスクエア 200000 -46667
ゲッサン 34333 -1667
コロコロイチバン! 79333 16000
別冊少年マガジン 65333 -1334
アフタヌーン 63000 -6310
イブニング 94000 -9000
モーニング 206650 -13150
ヤングマガジン 386542 -20825
週刊ヤングジャンプ 534167 -15833
ビッグコミック 292667 -9666
ビッグコミックオリジナル 500000 -4333
ビッグコミックスピリッツ 145000 -5000
ビッグコミックスペリオール 108000 -667
ヤングアニマル 100667 -2833
グランドジャンプ 177000 -4667

 

こちらは2017年7月~9月の三ヶ月平均のデータ。

唯一のプラスはコロコロイチバン! で

この手の低学年向け雑誌は付録の有無でかなり売上が変化があります。

また週刊少年ジャンプは200万部を切ってしまっています。

とはいえ、今となっては発行部数100万部を越える

コミック雑誌はジャンプだけなのですが。

 

2018年7月~9月 発行部数 減少数 5年減少数 割合
月刊少年マガジン 354967 -53143 -302367 54.00%
週刊少年マガジン 760917 -122887 -563292 57.46%
ウルトラジャンプ 33667 -6333 -21333 61.21%
週刊少年ジャンプ 1768333 -72500 -1010898 63.63%
月刊コロコロコミック 716667 -46666 156667 127.98%
サンデージェネックス 8833 -1167 -10167 46.49%
週刊少年サンデー 306667 -4500 -226000 57.57%
少年サンデー超(スーパー) 53333 39333 28999 219.17%
別冊コロコロコミックスペシャル 70000 -20000 -50000 58.33%
ジャンプスクエア 180000 -20000 -136667 56.84%
ゲッサン 26000 -8333 -22000 54.17%
コロコロイチバン! 66667 -12666 -6000 91.74%
別冊少年マガジン 58000 -7333    
アフタヌーン 53333 -9667 -31667 62.74%
イブニング 77850 -16150 -40817 65.60%
モーニング 179242 -27408 -111808 61.58%
ヤングマガジン 343783 -42759 -232717 59.63%
週刊ヤングジャンプ 505417 -28750 -93750 84.35%
ビッグコミック 280000 -12667 -86334 76.43%
ビッグコミックオリジナル 482500 -17500 -150667 76.20%
ビッグコミックスピリッツ 136000 -9000 -65847 67.38%
ビッグコミックスペリオール 104000 -4000 -31000 77.04%
ヤングアニマル 94000 -6667 -38500 70.94%
グランドジャンプ 169000 -8000 -41000 80.48%



こちらは2018年7月~9月の三ヶ月平均のデータ。

この年増加しているのは少年サンデー超のみ。

これは名探偵コナンのスピンオフなどが

かなり話題になったからだと思われます。

部数自体はまだまだ少ないが

この御時勢にかなり健闘している数字と言えますね。

 

 

 

しかし、まとめてみると僅か5年で大変な減少数。

週刊少年ジャンプは100万部減少して176万部程度。

これまでの最高部数は653万部と言われていますので

まぁ、だいたい4分の1ぐらいになってしまった訳ですね。

 

他、だいたい平均して半分から三分の二程度の部数に落ち込んでいます。

なお、比較的年齢層が高めのコミック週刊誌

ヤングジャンプ、ビッグコミック系は比較的緩やかな減少率で

5年前の4分の1程度のものから、5分の1。

この辺りは読者の電子への移行などもあまり進んでないのかも知れません。

 

5年間で見ると、健闘しているのはコロコロコミック。

妖怪ウォッチブームで増やした読者を放さない手腕はお見事です。

別冊少年マガジンに関しては5年前のデータがないので割愛してます。


なおこの数字はあくまで発行部数であり、販売部数とは異なります。

一般に雑誌の返品率は40~50%ぐらいと言われていますが

メジャーなコミック雑誌に関してはもう少し低いかも知れません。

 

 

ちなみに雑誌の販売数に関しては

この減少分を電子書籍が補っているかというと

決してそうではなく、例えば2017年は

電子+紙の雑誌の販売数は昨年より

6%程度減少しているというデータもあります。 

 

一応長く書店業界にいたものとしては、今後も健闘を期待したいのですが、どうもなかなかそれを許さない状況になってきている事をひしひしと感じてしまいます。

 

女性向けのコミックも調べてみました↓ 

www.owlowl72.com

 

 

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