こんばんは、ふくろう主です。
この年末、個人的に大変重大なニュースが入ってまいりました。
なんとあのジャン=リュック・ピカード艦長にまた会えると言うのです!
ピカード艦長・・誰? という方も多いと思うので
(そういう人はそもそもこの記事を見てないかも知れない・・
という事実はとりあえず置いときまして)
見た事はなくとも名前ぐらいは聞いた事がある
という方がほとんどだと思いますが
アメリカのSFドラマシリーズ、スタートレックの主役の一人。
それがジャン=リュック・ピカード艦長なのです。
スタートレックは歴史が長くカーク船長、ミスタースポック、ミスターカトー(ヒカル・スールー)などの登場する最初のTVシリーズ以降も次々新作が作られていて現在も最新作であるディスカバリーが放映中です。
・スタートレック(宇宙大作戦)
・新スタートレック
・スタートレック:ディープスペースナイン
・スタートレック:ヴォイジャー
・スタートレック:エンタープライズ
・スタートレック:ディスカバリー
と、実にTVシリーズだけで6作品。
やや打ち切り気味に終わったエンタープライズ以外は商業的にも成功を収めているといっていいでしょう。(劇場版は除く)
このうちの第二作目、新スタートレックの主役がピカード艦長なのですが、何とこのピカード艦長が主役となる新しいドラマシリーズが撮影され、2019年末ごろに放送される予定なのです! 実は今年の8月ぐらいに第一報があったそうなのですが、その時は知りませんでした。
いやー、それにしても何とめでたい事でしょうか。日本での放映はまだ未定のようですが、現在のディスカバリーがNetflixでの放映なので、おそらくこのシリーズもNetflixになるのではないかと思います。
思えばこの新スタートレック、TVシリーズは完璧とも言える結末でしたが、その後制作された劇場版4作品に関しては、あまり出来が良いとはとても言えないものでした。
第一作「スタートレック ジェネレーションズ」はシリーズ元祖スタートレックのカーク船長とピカード艦長が競演するという事で話題、商業的にもヒットしたようです。また前作の主要人物が死亡する事から、前シリーズから新シリーズへの継承、といったテーマも含んでいたとは思いますが、新スタートレックの映画を期待していた人には、どっちつかずの印象になってしまった感があります。
第二作「スタートレック ファーストコンタクト」は失礼ながらもう駄作もいいとこでして・・TVシリーズ最大最恐の存在とも言える「ボーグ」を敵に迎える事と、前作とは違い純粋な新スタートレックメンバーのみの映画という事でファンの期待はめちゃくちゃ高まっていただけに、主も劇場で見終わったあと余りの面白くなさに脱力してしまいました。
この「ボーグ」という敵は、見た目は人間が改造されたロボットみたいな見た目をしていて、乗っている宇宙船は機能性もデザインも全く考えられていないような真四角の黒い機械なんです。そして彼らの目的は、ただとにかくあらゆる生命体を同化しボーグにする事だけ。個々の意思を持たず、一つのネットワークで意思統一されているという不気味な存在。喋るセリフも「我々はボーグだ」「抵抗は無意味だ」といった一方的な通告だけ。凄まじい存在感を放つ悪役だったのですが、映画ではとってつけたようなこのボーグ集団の指導者「ボーグ・クィーン」なんてのが登場して一気にボーグの存在が矮小化してしまった感があります。
またTVシリーズではブルー(ヒュー)というボーグのネットワークから切り離されたキャラクターが自我を少しずつ取り戻すという、もうボーグを単純な敵とは見なせないと話があったんですが、映画ではそれもまるで無かった事のようになっていて物凄く安っぽい敵になっちゃったなあ、という印象でした。
おまけに当時、映画「インデペンデンス・デイ」が結構ヒットしたせいで、この映画のプロモーション展開では、スタートレックシリーズである事をわざと隠蔽したような宣伝をしてたんですよね・・単なるSF侵略者ものの映画として。まぁ、肝心の映画がこれではわざわざ一般客をだまし討ちで引き入れても高い評価は得られなかったと思いますが。
第三作「スタートレック 叛乱」はこれもうーん・・出来は今一つ。スタートレックファンは捲土重来を期待した作品だと思うのですが、とにかくこじんまりしすぎているというか、TVシリーズの前後編で充分というストーリーというか・・。
また、ピカード艦長が所属する惑星連邦に叛乱する、というのが一つの大きな見せ場だとは思うのですが、その展開はTVシリーズで何回もやってるじゃん! みたいな。総合的に見ると物凄く普通・・という作品でした。
第四作「スタートレック ネメシス」はもともと新スタートレックの劇場版の最終作として作られていたようで、興業的にもほとんど成功せず、後継の劇場版への希望も潰えた作品となってしまいました。主も初日に劇場に見に行きましたがガラガラでした。これが成功してればディープスペースナインやヴァイジャーの劇場版も有り得たのかな~と思うと残念でなりません。
ピカード艦長のクローン、シンゾンが敵になるというアウトラインは悪くないとは思うのですが、ポッと出のこの男がTVシリーズ最大の敵の一つであるロミュランの全権力を何で事も無げに掌握できるのか、とか・・どうも引っ掛かる部分が多くてイマイチのりきれませんでした。また人気NO.1主要キャラの死もあり、あまりにも寂しいラストです。
まぁ、そんなこんなでファンは劇場展開に今一つ満足できずモヤモヤしたまま新スタートレックの終焉を見守ったのでははないでしょうか。
しかし! また新たなピカード艦長の活躍が見られるんです!
こんなに嬉しい事はありません。
実はスタートレック ヴォイジャー以降のシリーズ、エンタープライズとディスカバリーは前の時代、すなわち最初のスタートレックのTVシリーズ以前の物語になっているんですね。つまり、これから描かれるピカード艦長の物語は今まで誰も見た事がない歴史の先の物語という事になります。
これが期待せずにはいられるでしょうか。
気になるのは当時のクルーの出番ですかね~。
データは、ラ・フォージは、ライカーは、ディアナは、ウォーフは、ビバリーは出てくるんでしょうか? ディープスペースナインにいったオブライエンとも再会して欲しいですね。
来年の年末が非常に楽しみです!

プラッツ アクションフィギュア 新スタートレック 1/6 "ジャン=リュック・ピカード" エンタープライズ艦長 全高30cm
- 出版社/メーカー: プラッツ
- 発売日: 2010/08/20
- メディア: おもちゃ&ホビー
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る